Adobe Stock(アドビストック)でイラストを売る

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アドビストックとは

まずはアドビストックでイラストを売る手順の前に、アドビストックのサービス内容のご紹介です。
Adobe Stock とは、Adobe社が窓口になってクリエーターが投稿する写真、画像データ、イラスト、動画としてデザイナーや企業、教育機関、官公庁向けに提供するサービスのことです。



アドビストックが取り扱う素材のファイルの種類は画像から動画まで

  • 画像・・・JPEG、AI、EPS
  • 動画・・・HDビデオ-HD、4K
  • 3D・・・.obj、.exr、.hdr、.mdl

をサポートしており利用者は月額料金を支払ってダウンロードし、Webサイトや広告、チラシなど様々な用途に利用することができます。
フリーでダウンロードできるサービスとは違い有料サービスなので作品のクオリティも高くプロ仕様となっています。

アドビストック利用者の主な料金プランは以下の通り

月のデータダウンロード可能件数ごとに月々3,480円から24,980円のプランが用意されています。この画像提供サービスを利用する側ではなくクリエーターとして誰でも参加して収益を得ることが出来るんです!
画像ならJPEGであれば手書きイラストでもOK。

アドビストックの売上げはいくらになるの?

では1点画像や写真が売れるといったいいくらになるの?という話なんですが、これは利用者のプランにより金額が変動する仕組みで、基本は1点あたり33%のロイヤリティを受け取ることが出来ます。
(動画は35%のロイヤリティを得ることが出来ます)

例えば利用者が「10点/月の月額3,480円プラン」を月払いで使用している場合、1点売れるごとに$1.65。
つまり現在のレートで計算すると

1.65ドル×106円 で約175円 (2020年6月現在)
これ結構な金額になりますよね!

利用者がフリーな素材サイト イラストAC は1点ダウンロードされるごとに4円弱なので、それと比べると破格の売上です。※レートによって変動

イラストを投稿して収益をあげよう!

アドビストックへの素材提供はプロのデザイナー、フォトグラファーからセミプロ、趣味でイラストを作成する人まで提供することが出来るので、腕に自信のある絵描きさんはイラストを提供して収入を得てみてはいかがでしょうか?
ジャンルは問わず様々な作品を投稿することが出来て(もちろん審査はありますが)意外なものが意外なところで需要があったりと面白い結果が出ることも。

決してプロばかりが収益を得られる仕組みになっていないところも魅力です。

ヘタクソなイラストにも写真にも価値はある!ストックフォトで売れたへたくそ作品まとめ

かなり個性的なイラストですよね~。
実は私はイラストをメインで投稿していますが写真もストックしていて、先日旅行先で食べたご当地スイーツの写真をポストしてみたところあっさり売れました。
ただのスナップショットレベルなんですが「特定の商品」としての需要があったんですね。

ねこ

Adobe公式サイトにも”アドビは好きなことをして収入を得るお手伝いをします”と書いてるよ!

ダウンロードされやすいジャンルがどこなのか、自分が得意なものとマッチするか、それらを投稿しながら模索していく努力は必要になってきますが

文字通り、寝ている間に収入を得ることが出来る訳です。

また、所有権に関しては「アドビがコンテテンツを宣伝してライセンスを販売します。この契約は非独占的です」と述べており、コンテンツの所有権はあくまでも自分にあるのが安心。

さっそくアドビストックにユーザー登録をしましょう

まずアドビストックの公式ページに行きます
https://contributor.stock.adobe.com/jp/

右上の「ログイン」をクリックしてAdobe IDにてログインします。
IDを持っていない場合は新規で作成出来ます。


ログインすると、fotoliaのクリエーターかどうかを聞いてくるので、fotoliaのクリエーターであれば「はい」そうでなければ「次の手順」に進みます。


登録手順はこれだけ。この後、収益を得るための個人確認作業があるので身分証明になる免許証やパスポートの写真を送ります。

アドビストック タックス情報(租税条約)はすぐに追加しよう

利用を始めるにあたり、アドビから情報の通知を受け取るかどうか等、詳細を設定する画面の中に「タックス情報」というものがあるのですが、これはアドビストックで収益を上げた場合の源泉徴収が最大30%免除されるというものなので、忘れないうちにやってしまいましょう。


「タックス情報を追加」をクリックして「個人」で登録すると

  • 米国と租税条約を締結している国の居住者の場合
  • 米国と租税条約を締結していない国の居住者の場合

この2択が現れますが、日本は平成15年から日米租税条約を提携し16年より効力発生していますので、日本在住の日本国民なら「米国と租税条約を締結していなる国の居住者の場合」を選択しフォーム W-8 BENの記入に進みます。
※租税条約を提携していない国の居住者も W-8 BEN が選択されるようです

記入箇所はオレンジの※の箇所のみです

  1. Name of individual who is the beneficial owner
    →英語で登録者の名前を入力
  2. Country of citizenship
    →ドロップボックスからJapanを選択
  3. Permanent residence address
    →市町村以降→市・県を入力→国を選択
  4. Date of birth
    →2000年10月1日なら10-01-2000 ※月が始めなので注意
  5. Sign
    →筆記体で1箇所、通常フォントで1箇所の計2箇所入力

入力は以上です。
ミスなく入力が完了するとほどなくしてこのような画面が表示されたら登録完了です。



アドビストックでの収入の目安

無事、クリエーター登録が出来たらあとは素材を作成してひたすらストックしていきましょう!

ちなみにアドビストックでの素材販売のロイヤリティの目安は以下の通りです。
上述のとおり、利用者のライセンス契約により金額は変わってきますが最も安い画像の場合でも0.66ドル。

ストック数が多ければ多い程、ダウンロード数もあがるので根気は必要ですが数年後には家族を養えるほどの収益を手にする人も。
イラストレーターの新しい収入を産む場所としてやらない手は無いですよ!

他にもあるよ!ストック系サービス

その他にもストック系のサービスはいろいろありますが、日本語で始めやすいのは以下の2サービスをおすすめします。

shutterstockボタン Shutterstock 作品レベルはアドビに比べてると「次点」な印象。作品の登録にクセがありちょっと面倒だなと感じますがそこそこ売れます。
pixta紹介バナー PIXTA 作品へのアドバイスをしてくれるイベントなども開催してくれてクリエイターファーストな印象です。レベルは初級~中級でも売上が出やすいです。
無料イラスト素材【イラストAC】 イラストAC 無料では超有名なイラストAC。利用者が無料なだけに1販売あたりの単価は安いですが絶対に売れるストックサービス!まずは初心者さんの手始めにおすすめ。

ストックサービスによって作品の登録方法がさまざまで、数が増えると手間も増えるのでまずは3社くらいから始めるのが良いと思います。
また、需要のコツを掴むと売上も出てきますがそれまでは耐える時間が結構必要なんです!
その間にモチベーションが下がらないように、ダウンロードされやすく安いけれど収益になりやすいイラストAC との併用利用がおすすめですよ!

イラストストックで収益をあげるコツ

これは誰もが同じことを言うんですが、結局のところ数をあげるのが収益に繋がります

  • 少ない数で
  • 需要の高いものを
  • 高いクオリティで作成する

これが効率の良い稼ぎ方になりますがそれを最初から攻略するのは至難の業です。
ところが地道に続けることで売れる傾向と自分の得意分野が見えてくるというのもストックイラストの特徴でもあるんですよね。

最近でいえば、感染症の流行により「感染予防」関連のイラストがばんばんダウンロードされました。旬を読むアンテナの感度をあげるのも稼ぐためには必要なスキルなのは間違い有りません。

ストックイラストで稼ぎたいならとにかく描きまくること!です。

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